悪魔祓い・地獄・洋館｜オカルト映画おすすめ10選！あの名作も！

悪魔祓いや地獄などがテーマにした怖いオカルト映画を探している、名作オカルトホラーが観たい、そんな方におすすめの王道オカルト映画を10本紹介する。実際に観た感想をふまえ、映画賞の受賞や興行収入成績、各映画サイトでのレビューなどから厳選した。身の毛のよだつオカルト映画でエキサイティングしてもらえれば幸いだ。

エクソシスト

金字塔を打ち立てたオカルト映画の最高傑作

「オカルト映画」というジャンルを築き上げた、不朽の名作。公開年のアメリカ映画興行収入1位を獲得し、アカデミー賞をはじめとした数多くの映画賞を受賞した。世界一怖いホラー映画とも称えられ、その絶対的な恐怖は現代にいおても色褪せてない。悪魔憑きをテーマにした映画ではあるが、心に闇に苦悩する人間の姿を描いた衝撃的な人間ドラマでもある。

女優クリス・マクニールは、ひとり娘のリーガンとワシントンに移り住んでいた。幸せに満ちた日々を過ごす母娘であったが、ある日を境にリーガンに異変が起きはじめる。恐ろしい形相をみせ攻撃的になるリーガンの姿に心痛を極めるクリス。そんな中、クリスの友人であるバークが、リーガンの部屋の窓から転落死するのだった…。

オーメン

世界中で最も有名なオカルト映画のひとつ

頭に「666」の数字が刻印された悪魔の子・ダミアンを巡って巻き起こされる、戦慄の物語。傑出した恐怖映画として人気を博し、大ヒットを記録した。見応え抜群の緊張感ひしめく重厚なストーリーと、アカデミー作曲賞に輝いたテーマ曲が深く印象に残る。また、製作関係者が突然死亡したり事故に遭うなど不吉な出来事が相次いだことから、呪われた映画ともいわれている。

外交官として充実した日々を送るロバート・ソーン。ある年の6月6日午前6時、妻のキャサリンが長男を出産するが、不幸にも死産してしまう。キャサリンは出産直後に意識を失い、我が子の死産に気づいていなかった。キャサリンを憂いたロバートは、死んだ息子の代わりとして同じ産院にいた孤児を養子に引き取ることになる…。

サスペリア

独特の雰囲気に包まれたミステリアスなオカルト映画

イタリアの奇才・ダリオアルジェント監督が放つ「魔女三部作」の第一弾。名門バレェ学校に通う女子生徒らを襲う数々の怪奇現象と恐怖を描く。赤と黒を基調にした色彩、強いサスペンス要素、ロックバンド・ゴブリンによる楽曲を効果的に使用するなど、独特な手法で製作されている。現在においても、世界各地でカルト的な支持を得ている傑作だ。

ニューヨークから名門バレェ学校へ通うため、ドイツの空港に降り立ったスージー。猛烈な雷雨の中、タクシーに乗り込み学校に向かった。到着した矢先、生徒が何かに怯えるようにして門から飛び出してきた。スージーは門のチャイムを鳴らすが門前払いにされてしまい、やむを得ずタクシーで宿舎へと向かうことに。その夜、ひとりの生徒が何者かによってメッタ刺しにされ殺されるという事件が起きる…。

ローズマリーの赤ちゃん

戦慄の恐怖と芸術性に溢れるオカルト映画の名作

アカデミー賞やゴールデングローブ賞の受賞、アメリカ国立フィルム登録簿に永久保存されるなど、圧巻の実績を誇る名作オカルト映画。悪魔崇拝者たちに魂を売った夫と、身ごもった我が子を守ろうとする妻。NYの古いアパートを舞台に、妊娠した女性に迫りくる恐怖と衝撃の結末を描く。恐怖映画である一方、衣装やインテリアなどの小道具も際立っており、おしゃれな映画としても評判高い。

俳優のガイと妻のローズマリーは、残忍な事件が頻発したというニューヨークの古いアパートに越してきた。ほどなくして、ローズマリー夫妻は隣人のカスタベット老夫婦にディナーに招待される。カスタベットと意気投合するガイであったが、ローズマリーは老夫婦に不信感を抱いていた。ガイがローズマリーに子作りを約束したその晩、ローズマリーは食後に倒れ込んでしまう。気を失いベッドに運ばれたローズマリーは、夢の中で悪魔に犯されてしまうのだった…。

悪魔の棲む家

実際の事件をモチーフにした洋館オカルトホラー

1979年に製作された同名映画のリメイク作品。『トランスフォーマー』 シリーズのマイケル・ベイが製作を手掛けている。原案は、ロングアイランドのアミティヴィルで実際に起きた事件を描いた小説『アミティヴィルの恐怖』。一家惨殺事件という悲惨な過去を持つ家に越してきた家族に、恐怖の超常現象が襲い掛かる。「洋館と悪魔がテーマのオカルト映画」を代表する作品だ。

ジョージ・ラッツと妻のキャシーは、ロングアイランドのアミティヴィルにある邸宅を内覧。案内した不動産業者から、1974年に一家惨殺の事件が起きた家だと聞かされ、一旦は購入を躊躇する。しかし、3人の子供らに適した環境や売り値が安いことなどから、邸宅を購入することにした。新しくはじまる幸せな暮らしを夢見るラッツ夫妻。それもつかぬま、家族で越してきたその日の夜から娘が体調を崩したり怪奇な現象が起こるなど、ラッツ一家に不穏な影が忍び寄る…。

ディアボロス/悪魔の扉

ハリウッドの豪華キャストが共演したオカルト超大作

キアヌ・リーヴスとアル・パチーノの共演で話題となった、大作オカルト映画。アメリカ国内外で莫大な興行収入を記録した。精鋭若手弁護士と著名弁護士に変移した悪魔が、存亡をかけた争いを繰り広げる。裁判争いを軸に展開されていく息をのむストーリーは見事である。本作最大のハイライト、キアヌ・リーヴスとアル・パチーノが対峙する壮絶なクライマックスは、オカルト映画史に残る名場面だ。

裁判で連戦連勝を飾り、注目を浴びる新鋭弁護士ケヴィン。その活躍が認められ、ケヴィンはニューヨークの大手弁護士事務所からハンティングされた。移籍早々に重大な案件を担当することになったケヴィンは、裁判の準備に追われる日々を過ごしていた。そんな中、妻のメアリーが幻覚をみるなどの異変に襲われるようになる…。

悪魔を憐れむ歌

命を狙う悪魔に挑む刑事を描いたオカルトサスペンス

デンゼル・ワシントン主演のオカルトホラー映画。正義感が強く有能な刑事が、乗り移りながら人間を殺していく悪魔とし烈な争いを繰り広げる。サスペンス映画さながらのスリリングな展開は見応え抜群。ジョン・グッドマンやドナルド・サザーランドなど、ハリウッドきっての名脇役たちの好演も光る。

死刑宣告をうけている連続殺人犯エドガー・リース。死刑執行の直前、リースは自身を逮捕したジョン・ホブズ刑事に不可解な言葉を投げかけた。リースが処刑された数日後、オフィスで殺人犯行声明をうけたボブズは、同僚とともに現場に向かう。現場のバスタブで死んでいた男は、リースと同じ犯行手口で殺されていたのだった…。

チェンジリング

秀逸なストーリーに息をのむ傑作オカルト映画

事故で妻子を失い深い悲しみを背負うひとりの男に、想像を絶する恐怖が降りかかる。流血やグロテスクな描写を用いず、シリアスなストーリー展開と効果的な演出で独自の恐怖感を生み出した。井戸から亡霊が這い上がってくる描写など、人気邦画ホラー『リング』のモチーフになったという説もある。定番のオカルト映画とは一線を画した名作だ。

愛する妻子を事故で失い、悲しみに暮れるジョン・ラッセル。作曲家でもあったジョンは、友人のすすめで音楽講師として新たな人生を歩み出した。シアトルに到着したジョンは、知人に紹介された古い屋敷を借りることに。ジョンが屋敷に移り住んだその夜、恐怖の訪れを告げる怪奇現象が起きるのだった。

コンスタンティン

壮大なスケールで描くオカルトファンタジー

アメリカの人気コミック『ヘルブレイザーを原案としたオカルトホラー映画。キアヌ・リーブスを主演に、レイチェル・ワイズやピーター・ストーメアなど、豪華なキャストが共演を果たしている。天使や悪魔など、異世界の住人を見分ける能力をもつ主人公が、エクソシストとして異次元の狭間で奮闘する。

ザ・ライト　-エクソシストの真実-

エクソシストの驚愕の事実に迫る本格的オカルト映画

信仰をなくした神学生が、強大な悪魔に憑依されてしまった神父を救うため、聖書を手に取り邪悪に立ち向かう。「レクター博士」ことアンソニー・ホプキンスが、至高のエクソシスト（ルーカス役）を力演している。キリスト教の聖地・バチカンで実際に行われている儀式や慣例をもとに製作された、本格オカルト映画だ。

アメリカの神学校に通うマイケル・コヴァックは、信仰を失い聖職者への道を閉ざしていた。マイケルの資質を見込んでいたマシュー神父は、聖職者を目指すようマイケルにすすめる。恩師の説得をうけたマイケルはやむなく、エクソシスト養成講座を受けるためにバチカンへと向かうことになるのだが…。

画像提供:：© AndrewLozovyi